さくらサイエンスプログラム

"SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を目指した
リレー式日印交流シンポジウム"

第1日 12月 6日(月) :横浜国立大学―パンジャブ大学交流
サーキュラーエコノミー・バイオ触媒

第1日目はサーキュラーエコノミーとバイオ触媒をテーマにWebexを用いたオンラインで開催された。参加者は33名(アカデミックスタッフ5名、研究員1名、大学院生27名)であった。オンラインならではの交流として、パンジャブ大学、横浜国立大学共に二研究室ずつが研究室紹介をビデオで行い、次に選抜された大学院生によって自らの研究内容の発表がなされた。その後フリーディスカッションを行い交流会は終了したが、個別の協力関係構築にも寄与した。

第2日 12月 10日(金) :横浜国立大学・アンナ大学・VIT(べロール工科大学)交流
環境・水処理・バイオプロセス

第2日目は環境・水処理・バイオプロセスをテーマに、武田穣研究室、中村一穂研究室(横浜国立大学)、Prof.Sivakumar研究室(アンナ大学)、Prof.Mahesh, Prof.Aruna研究室(VIT)の交流がオンラインで開催された。参加者(アクセス数)は117名(内アカデミックスタッフ7名)であった。最初にこれまでの交流実績と各研究室の研究コンセプト “Application of Separation Engineering For SDGs From the Viewpoints of India and Japan”(A.Prof.Nakamura),、“Waste to Valuable Products – A Look Into The Future of Research”(Prof.Sivakumar)、“Resource Recovery From Wastes: Towards A Circular Economy”(Prof. Mahesh)、“Innovative Combination of Cellulose and Bacterial Polysaccharide”(Prof. Takeda) が紹介された。続いて、実際に研究室訪問した場面を想定したVirtual Lab Tourを、学生によるLive中継やビデオにより行い、学生の雰囲気や研究設備など相互の研究環境をより身近に感じることができた。最後にフリーディスカッションを行い今後の交流や共同研究についても議論がなされた。

第3日 12月18日(土) :横浜国立大学―インド工科大学カンプール校交流
水素エネルギー・エネルギー変換・ロボティクス

第3日目は水素エネルギー・エネルギー変換・ロボティクスをテーマに,Zoomを用いたオンラインで開催された.参加者は約50名(教職員11名、学生等約40名)であった.インド工科大学カンプール校および横浜国立大学の機械工学系の研究室が参加し,双方が研究内容の紹介を行うとともに,オンライン中継と録画による研究室のバーチャル見学会を実施した.また,今後の学術交流協定の再締結や,学生の受け入れなど研究教育交流計画についても議論を行った

第4日 12月 21日(火) :横浜国立大学―インド工科大学グワハティ校交流
ヘルスケア・バイオマテリアル

第4日目はヘルスケアとバイオマテリアルをテーマにzoomを用いたオンラインで開催された。参加者は12名(アカデミックスタッフ4名、学生8名)であった。インド工科大学グワハティ校Mandal研究室、横浜国立大学飯島研究室よりそれぞれ研究室紹介・バーチャルラボツアーをビデオおよびリアルタイムで行い、次に選抜された学部生および大学院生により自らの研究内容の発表がなされた。その後フリーディスカッションを行い、今後の共同研究の可能性についても議論された。

第5日 12月27日(月) :The Japan-India YNU Symposium 2021
Sustainable Transformation (SX)

最終日(Day 5)は、Japan-India YNU Symposium 2021として開催された。ここでは、第1回(Day 1)から4回(Day 4)の個別会議の総括として、それぞれの回の討論の報告と若手研究者と学生のポスター発表を実施した。その後、今後の活動について総合的な議論が行われ、シンポジウムは終了した。

オープニングセッションでは、横浜国立大学副学長(グローバル担当)椛島洋美教授からご挨拶をいただいた。次に、さくらサイエンスプログラム推進本部の西川裕治氏(国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST))に、特別メッセージをさくらサイエンスプログラムの説明とともにいただいた。そして、基調講演として、IITカンプール機械工学科のGautam Biswas教授から日印交流の重要性とYNUとの交流の深化への期待についての基調講演が行われた。続いてYNUと協定校5校から、若手研究者や大学院学生33名のポスター発表があった。まず、一人2分間のショートプレゼンテーションを行い、その後発表番号が奇数のポスターの発表、続いて偶数のポスターの発表を、Zoomのブレイクアウト機能を用いで各部屋に分かれて実施した。最後に、プログラム全体の総括を行った。

Commemorative photo shoot at Closing Session