インドは、人口が世界1位、またGDPは2030年に日本を抜いて世界3位に、2050年には世界1位を争う経済大国になると予測されています。このインドの成長にはSDGsに基づく持続可能な成長が求められ、SDGs達成に寄与する技術を成長の軸とする日本と不可欠なパートナーとなることは間違いありません。2050年は現在大学で学ぶ若い世代が社会の中核を担っている時代です。今後特に次世代を担う若い世代の日印交流の活性化が求められています。
SDGs達成は、技術や経済的な側面だけでは解決できない複雑で難しい課題です。大学には、技術だけでなく社会学も含めた多様な視点や価値観から課題解決のアプローチや、関連する情報の収集・整理の役割が期待されています。本事業では、インド、産官学連携を切り口に、インドの協定大学との交流活動、横浜を中心とした産官学連携活動などを通じて本学がコアとなるネットワークの構築を推進し、SDGs達成を担う若い世代の育成の場の形成を目指します。
2022年度からは、文科省「大学の世界展開力強化事業」の採択事業「レジリエントな社会への変革をリードする産官学連携ヨコハマ国際教育プログラム~横浜の地域力を活用した実践グローバル教育による日印豪ブリッジング人材の育成~」(YOKOHAMA-SXIPプログラム)を、インド4校、オーストラリア2校のパートナー校の協力のもと開始しました。 国際共修プログラムを構築し、レジリエントな社会への変革をリードし、持続可能な未来社会を創造する SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)人材育成に取り組みます。